2020/08/04 14:56
診療圏内に、経路不明の新型コロナ発生で、流行レベル最大との定義で、その際は、発熱患者に対しては、インフルエンザ、新型コロナ同時に検査を行う事を推奨されています。
対応準備の参考になさってください。
現実的な対応としては
①インフルエンザ検体採取(簡易検査)⇒ ②新型コロナ検査用検体採取 ⇒ 発熱外来紹介、もしくは、外部でのPCR検査依頼
という流れになりそうです。
☆新型コロナの検査については、迅速診断キット=抗原検査もしくは、PCR検査・LAMP法が該当します。
現状では、抗原検査キットは、感染症指定医療機関のみの提供で、まだ市場に安定供給されていません。
現実的にはPCR検査での対応ですから、院外検査依頼の場合では通常結果待ちが1日の状態になりそうです。
福山市医師会では、180件程度/日の検査体制との事です。
大田記念病院では、屋外で検体採取が行える体制を準備し、運用体制の検討に入っています。
当院では、LAMP法で院内検査可能となっています。
感染対策の基本は、ゾーニングでのエリア分けです。
感染症が強く疑われる場合は、院内で隔離区画があるのであればよいですが、隔離区画の作成が困難な場合は、院外で検査対応が完結する仕組みを考えていく必要があります。
インフルエンザであれば、タミフル投与で自宅療養対応。
新型コロナを疑う場合は、感染症外来への依頼もしくは、検体採取後の自宅待機という流れになると思います。
皆さんの施設でも、秋に向けた準備をしっかりと進めてください。