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2020/06/27 08:58

2020年2月に発生したダイヤモンドプリンセス号での新型コロナウイルスの船内環境について、国立感染症研究所が徹底的に調査を行い、現状報告のレポートが公開されています。
感染対策を論じる上での貴重なサンプルデータです、感染対策を行われる方で、もしまだ見られていない方は確認してみてください。


レポートによると、各部屋での検出頻度は、浴室内トイレ床13か所(39%)、枕11か所(34%)、電話機8か所(24%)、机(24%)、TVリモコン7か所(21%)という結果でした。
トイレの床が最も汚染度が高く、新型コロナウイルスは、排せつ物中に混入し、トイレットペーパーは通過するために汚染は増える事を意味します。机・リモコンは、手で触るための広がりを意味し、電話機は飛沫での拡散を意味します。

この事からも、感染対策の基本は、
①手洗いの徹底 
②トイレ等では汚染だまりができやすいのでスリッパ利用 
③洗面及び、トイレ面等の湿性汚染エリアについては、乾燥できるためのふき取り清掃及び、次亜塩素酸Na等を用いた清掃 
④飛沫及び、接触対象物に対する次亜塩素酸Naもしくは、高濃度アルコールを用いたふき取りが大切。

ダイヤモンドプリンセス号、いわゆる客船レベルの超閉鎖空間で空気感染が認められていないので、「はしか」のような空気感染を心配するよりは、飛沫感染対策の徹底が大切だという理解に至っています。

まだまだ様々な情報が出てくると思いますが、最近の情報では、感染初期 症状発症2日前~発症後10日程度がウイルス拡散が強いという話です。
医療・介護側での課題点は、無症状で発症前にウイルス拡散の可能性があるという情報です。

発熱症状以外でも、倦怠感症状のある人へのスタンダードプリコーション(標準感染予防措置策)の徹底を行う必要性について夏季の対応や、冬季の対応が悩ましいです。個人防護具(PPI)は、エプロンも、ガウンも、マスクも、フェイスガードも、とにかく暑いです。
暑さ対策・寒さ対策を踏まえた感染対策に対する企画及び、企画展開についても現在準備中です。
医師会・行政等との調整ができましたらお知らせしていきますので少々お待ちください。

備後ヘルスケアプランニング 感染対策担当 仁科